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UFO in '70s

1970年代のUFOブームについて

70年代のUFO展 私的まとめ

2026年1月12日

※この記事は2019年1月にブログに上げた記事の書き直しです。

70年代のUFOブーム期には、大規模なUFO展から店舗やイベント会場の一角での小さなUFO写真展まで、各地で数多く行われていたようです。

僕が見に行った範囲で紹介したいと思います。

1974年9月:UFO展-大阪日産ギャラリー

1974年9月:UFO展-大阪日産ギャラリー
1974年9月:UFO展-大阪日産ギャラリー

当時、ラジオ大阪で「UFO—こちらOBC」というUFOに関する深夜番組やっていて、中学生だった僕は、多分それでこのイベントのことを知ったのだと思います。実際には、このイベントの開催年も覚えていなかったのですが、最近いろいろ手持ちの資料を調べていて、日本宇宙現象研究会発行の「UFOマンスリー」昭和49年10月発行No.6(志水一夫氏が編集人だった)で、大阪の日産ギャラリーでのUFO展は同年9月1日から30日まで行われたという記事を見つけました。上記のラジオ番組名も、同誌に同会の林一男氏が出演したという記事を見つけて思い出したくらいです。京都に住んでいた僕は阪急電車に乗って毎週末通ったのだと思います。写真は、当時僕が撮ったものです。写真には日本宇宙現象研究会の並木氏や林氏の当時の様子が映っています。この写真の講演は第3回目で、介良事件の報告と質疑応答があったようです。別の日には近代宇宙旅行協会高梨氏も登壇されていたような気がしますが、残念ながら上記以外の写真など記録を残しておらず不確かです。写真はモノクロです。多分中学生の僕はカラーフィルムを常備してはいなかったのだと思います。(なお、以下写真は全て、あえて小さく縮小して掲載しています)

1976年9月:UFOフェスティバル'76-霞が関ビル

このUFO展を見るためだけに初めて1人で日帰りですが東京に行きました。下の写真は当時焼いた写真をそのままスキャンして掲載していますので、色あせていますが、その方が時代感がでるのでそのまま掲載させていただいています(実際のところはネガを全て失ってしまったのです)。

1976年9月:UFOフェスティバル'76-霞が関ビル
1976年9月:UFOフェスティバル'76-霞が関ビル

講演者は写真の上から高坂剋魅氏、日本UFO研究会 平田留三氏、近代宇宙旅行協会 高梨純一氏、空飛ぶ円盤研究会 荒井欣一氏。イオンクラフトの実演もありました。

1976年11月:京都大学11月祭の京大UFO超心理研究会

ちょっと変則ですが、地元の京都大学11月祭での京大UFO超心理研究会の様子も紹介します。なお、僕は京都に住んでいただけで京大とは関係ありません。

1976年11月:京都大学11月祭の京大UFO超心理研究会
1976年11月:京都大学11月祭の京大UFO超心理研究会

この年のイベントではO.K.君による「念書」(数学の方程式が予めカードに書かれていて、少年が放り投げると答えが自動的に書き込まれるという超能力。方程式が使われたのは少年には解けないはずだから?でも確かにこれで何でも答えが出れば夢のよう)実演実験と政木和三氏の講演「超常現象の科学的測定」が行われました。(さらっと書いてますがまさにトンデモ)

1977年7月:レザリアムUFO展-京都レザリアムセンター

当時、京都に仮設の比較的規模の大きい施設が作られました。レザリアムといって、暗闇のドームの中でレーザー光線でサウンドにシンクロするグラフィックを上映する当時としては斬新な施設でした。そのレザリアムで1977年の7月から8月にかけてUFO展が開催されました。

1977年7月:レザリアムUFO展-京都レザリアムセンター
1977年7月:レザリアムUFO展-京都レザリアムセンター

8月7日に生体エネルギー研究所の井村宏次氏、14日に宇宙現象研究会大阪支部長林一男氏、21日に近代宇宙旅行協会高梨純一氏が講演を行っています。

また、ここで発行され無料で配布されている「マインド・トリップ」誌の3号には、京都の貴船神社や鞍馬寺の伝説を宇宙人とする説や、当時京都大学UFO超心理研究会のメンバーで、宇宙現象研究会の京都支部長になった楢崎氏の報告なんかが、独特のデザインとイラストとともに掲載され、今思うと、京都といういち地方のいち施設のコーナーイベントとしてはわりと本格的なものになっていました。

1977年8月:UFO発見30周年 '77UFOフェスティバル-東急百貨店本店

この年、東京では、銀座の三愛ビルで4月から4ヶ月にわたって「謎の大UFO展」が大々的に開催されていたのですが、それには行けず、僕が東京遠征できたのは夏休み中に行われた渋谷東急本店での「UFO発見30周年 '77世界大UFOフェスティバル」のほうです。

1977年8月:UFO発見30周年 '77UFOフェスティバル-東急百貨店本店

1977年8月:UFO発見30周年 '77UFOフェスティバル-東急百貨店本店
1977年8月:UFO発見30周年 '77UFOフェスティバル-東急百貨店本店

写真のUFOティーチインは斉藤守宏氏と矢追純一氏です。この展示のタイトルに書かれているように、1977年はケネス・アーノルド事件から30周年です。そのためか1977年は本当に多くのUFO展が各地で開催されていたようです。

この前後の年にどれくらいのUFO展が開催されたのか調べていないのですが、もしかすると1977年はUFO展という側面でも特異な年だったのかもしれません。空飛ぶ円盤研究会発行の『1977年UFO年鑑』に載っている1977年年表で、展示会の項目だけを抜き出して見てみると3月18日の宮崎市壽屋百貨店の「世界大UFO展」を皮切りに、鹿児島市、福山市、池田市、枚方市、京都市、名古屋市、平塚市、東京、水戸市、春日部市、富山市、札幌市、帯広市、釧路市などで写真展示程度のものも含め計30件ほど(うち10件が東京)で開催されています。開催場所としてはデパートが多く、銀行、体育館、高校や大学の文化祭があります。

『1977年UFO年鑑』空飛ぶ円盤研究会発行
『1977年UFO年鑑』空飛ぶ円盤研究会発行

1978年7月:宇宙博

ところで、翌年1978年には、UFOとは直接関係ないのですが、大規模展覧会がありました。そうです「宇宙博」です。前年の東京遠征に味をしめた僕はこれにも行きました。

1978年7月:宇宙博
1978年7月:宇宙博

サターンV型ロケットの実物展示は圧巻で、こんな巨大なモノをよくぞ持ってきたものだといまさらながらに思います。それだけでなく、その他のロケットも林立展示しているのです。こんな風景はもう二度と見ることはないような気がします。70年代後半は、宇宙や科学への憧憬に満ちた時代でした。逆に80年代以降の反科学潮流はこういった流れの反動だったのかも知れません。

(おまけ) 1977年9月:某高校文化祭UFO超心理展

1977年の某高校の文化祭でのUFO展を紹介します。

1977年9月:某高校文化祭UFO超心理展
1977年9月:某高校文化祭UFO超心理展

展示のUFO写真パネルは日本空飛ぶ円盤研究会から貸し出してもらっていました。イオンクラフトは工学志望のK君がアルミホイルとバルサ材で制作、テレビ受像機のブラウン管線から高圧電流を取り出して飛行成功しました。バルサ棒の尻尾をつけて水平に安定させる方法は東急のUFOフェスティバルで見たものをまねていていい感じに垂直に浮遊しました。フラットウッズ・モンスターは実物大で手書きです。写真でいっしょに写っているのがK君です。

この記事を書いているのは2019年、全ては40年以上昔の話です。

今回は以上です。